こんにちは!やまとーヤクルトの梅本です。
今年も厳しい夏がやってきましたね。熱中症への対策は、もう私たちの生活に欠かせません。
2025年の夏(7月~9月)は、全国的に平年より暑くなると予想されています。特に7月末から8月前半が暑さのピークになると…。
気象条件によっては40℃近い「酷暑」になる可能性もあるので、しっかりとした熱中症対策が求められます。
「自分は大丈夫」という油断は禁物です。正しい知識と準備で、この夏を乗り切りましょう!
熱中症の危険度がわかる「WBGT(暑さ指数)」
熱中症予防に大切なのが、WBGT(暑さ指数)の確認です。これは気温だけでなく、湿度や日差しも考慮した指標で、28℃を超えると熱中症のリスクが急に高まります。
今年の夏も、広島・山口エリアでは連日「厳重警戒」レベルが続くようです。
- 広島市: 7月上旬からWBGT指数が28~31℃になる日が多くなりそうです。
- 岩国市: 7月~8月にかけては、「危険」レベル(31℃以上)になる日が増えるかもしれません。特に午後は、できるだけ外出を控えるのがおすすめです。
熱中症のサインを見逃さない!症状と重症度
熱中症は、気づかないうちに悪化し、命に関わることもあります。初期のサインを見つけて、すぐに対応しましょう。
特にお年寄りや子どもは、体温を調整する力が弱く、症状が急に進むことがあります。周りの人の変化にも気づけるように、気を配りましょう。
あなたの熱中症リスクは?自己診断チェックリスト
誰もが熱中症になる可能性がありますが、自分では気づかないうちに危険が高まっていることもあります。簡単なチェックリストで、熱中症リスクを確認してみましょう。
体質・健康状態
□ 65歳以上、または5歳以下
□ 肥満気味(BMI25以上)
□ 高血圧や糖尿病など、持病がある
□ 利尿剤や血圧を下げる薬を飲んでいる
□ 寝不足、熱がある、お腹を壊しているなど、最近体調が悪い
□ 以前、熱中症になったことがある
生活環境・習慣
□ エアコンを使わない、または使えない場所にいる
□ 外で作業や運動をすることが多い
□ 1日に飲む水分の量が1L未満
□ 暑さに慣れていない(冷房の効いた場所にいることが多い)
□ 一人暮らしで、体調の変化に気づかれにくい
判定の目安 | チェック数 | リスクレベル | 対策の目安 |
0〜2個 | 低リスク | 基本的な予防を続けましょう
3〜5個 | 中リスク | 普段から熱中症予防を意識しましょう
6個以上 | 高リスク | 積極的に対策し、周りの人の助けも必要です!
熱中症になりやすい人、こんな特徴があります
特定の状況や体質の人は、特に熱中症のリスクが高まります。自分だけでなく、大切な人が当てはまらないか確認してみましょう。
- 子ども: 体温調節が未発達で、熱がこもりやすいです。地面に近いため、照り返しにも注意が必要です。遊びに夢中だと、暑さや喉の渇きに気づきにくいことも。
- お年寄り: 暑さや喉の渇きを感じにくく、汗をかく機能や体温調節機能が低下していることがあります。一人暮らしだと、異変に気づかれにくいこともあります。
- 肥満体型の人: 皮下脂肪が多く、熱がこもりやすい傾向があります。体を動かすだけでも熱が発生しやすいです。
- 持病がある人: 高血圧や糖尿病などで体温調節がうまくできないことがあります。薬の種類によっては、脱水になりやすい場合もあります。
- 体調が悪い・疲れている・寝不足の人: 体温調節がうまくいかず、熱がこもりやすくなります。二日酔いや下痢で水分が足りないと、さらに危険です。
- 運動不足・暑さに慣れていない人: 筋肉が少ないと体内の水分を保ちにくくなります。暑さに体が慣れていない(暑熱順化ができていない)と、リスクが高まります。
- 特定の仕事・環境の人: 外での作業(建設、運送、農業など)や、厨房、工場など、暑くて湿気の多い場所で働く人は特に注意が必要です。水分補給がしにくい職場環境も危険です。
今すぐできる!熱中症予防の5つのポイント
この夏を元気に過ごすために、次の対策を毎日の習慣にしましょう。
- こまめな水分補給: のどが渇く前に、1日1.2L以上を目安に水を飲みましょう。
- 塩分を摂る: たくさん汗をかいたら、スポーツドリンクや塩飴などで塩分も補給しましょう。
- エアコンを上手に使う: 室温は28℃以下を目安に、無理せずエアコンを使いましょう。無理な節約は危険です。
- 外出は涼しい時間に: 昼間の最も暑い時間帯(10時~14時頃)は、できるだけ外に出ず、涼しい屋内で過ごしましょう。
- WBGT指数を確認: 環境省の熱中症予防情報サイトや天気アプリで、今日のWBGT指数をチェックし、危険度に合わせて行動しましょう。
また、「熱中症警戒アラート」が出た日は、屋外での活動を控え、周りの人にも注意を呼びかけましょう。
熱中症による救急搬送数の変化と年代別の傾向
熱中症で救急車で運ばれる人の数は、暑い年に増える傾向があります。
まとめ:今年の夏は「備え」が命を守ります!
2025年の夏は、例年よりさらに暑くなる可能性があり、熱中症のリスクは高いままです。広島・岩国エリアでは、7月末から8月前半が特に危険な時期になりますので、早めに準備を始めましょう。
「自分は大丈夫」と思わず、ご家族や地域みんなで熱中症予防を意識することが大切です。正しい知識と毎日の心がけで、この厳しい夏を元気に乗り切りましょう!