公開日: 2021年12月11日 - 最終更新日: 2022年1月5日

【岩国・廿日市】地域で病気を予防!「まちの保健室」をやってみた

赤木 千香赤木 千香
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こんにちは、やまとーヤクルト保健師の赤木です。

今年も残るところ20日となりました。

みなさん、2021年にやりたかったことはチャレンジできましたか?

私は、先月あるチャレンジをしました!!

それは、

「まちの保健室」です!!

ご縁があり、11月28日の岩国市愛宕ふくろう公園で開催された「ふくろうMusic fes」という音楽イベント内で初出店させてもらいました。

今回の記事では、

①まちの保健室とは、②実際どんなことをしたのか、③今後私がどんなことを目指しているのか3点をご紹介させていただきたいと思います。

まちの保健室とは

まちの保健室とは、

病院に行くほどでもないけど、ちょっとした健康に関する相談ができる場所」です。

これだ!といった決まった定義はありません。
生徒の相談や癒しの場として機能を果たしている「学校の保健室」のように、町や住民の暮らしの動線上で気軽に専門知識を持った看護師や栄養士などに気軽に相談することができます。

病院は病気になってから行くことが多いですが、「まちの保健室」は病気になる前や症状が悪化する前に早めから「病気の予防・健康管理」を主な目的としています。

各地域で「まちの保健室」「くらしの保健室」などの名前で開催されています。

●実施主体
看護協会や行政、自治体、NPO法人、ボランティア団体、介護福祉施設、病院、企業などです。

●開催場所
イベントやショッピングセンター・駅・郵便局・公民館・お寺・カフェ・病院・保育園等人が集まる様々な生活の動線上で開催しています。

●活動内容

健康相談、栄養相談、子育て支援、介護相談やミニ講座などがあります。

私も知らなかったのですが、大手の企業である無印良品も「まちの保健室」の活動に取り組んでいるそうですよ。

無印良品「まちの保健室」

11月28日岩国ふくろう公園で「まちの保健室」開催!

11月28日岩国ふくろう公園で「まちの保健室」を開催しました。

まちの保健室を開催したきっかけ

 

まず、なぜ私が「まちの保健室」を開催しようと思ったのか?きっかけを簡単にご紹介します。

私は、JICA海外協力隊で生活習慣病予防の活動をしていました。
生活習慣病はサイレントキラーと呼ばれて、自覚症状が出たときには病気が進行してしまい手遅れになってしまします。

フィリピンでの活動をきっかけに地域で病気になる前から地域で予防を啓発する人の大切さを感じました

それから、廿日市の管理栄養士と臨床検査技師と出会い、3人で、「暮らしの中で住民の方に健康へのアプローチをやりたいね」ということで始めたのが「まちの保健室」です。

今年の8月頃から、廿日市津田にある「ナガスタ」という地域のつながりの拠点で「まちの保健室」を試しに月1回程度やってみることにしました。

その際に、キッチンカーでピザを販売していた「Satonone(さとの」というイベント主催者の方に11月28日の音楽フェスで出店してみないかと声をかけてもらい、この度イベントに初挑戦することになりました。

(フェィスブック: Satonone yoshiwa)

廿日市市津田の住民のつながりの拠点「ナガスタ」については以下の記事でご紹介しています。

【廿日市】SDGsで地域活性化!ナガスタ☆アップサイクル

「まちの保健室」実際の様子

メンバーは看護師・保健師の私(真ん中)と管理栄養士(左)、和木町の地域おこし協力隊(右)とヤクルトの広報の4人です。

<内容>

血管年齢測定、骨密度測定、血圧測定、健康相談、栄養相談、おなかの健康に関する紙芝居

子どもから、子育て世代、ご高齢の方と沢山の方にご利用いただきました。

 

指先の脈拍の速さでわかる血管年齢測定

血管の模型で、食生活や生活習慣のアドバイスを実施

コレステロールが高く狭い血管は、脳卒中や心筋梗塞の原因になります。

骨密度測定

70代では2人に1人と言われる「骨粗しょう症」
若いときからのカルシウムの貯蔵が大切です。

岩国市の福田良彦市長さんも各ブースを訪問されました。

「まちの保健室」の活動も応援の言葉をいただきました。

なんと、岩国市民の安全を守るヒーロー「ハクジャオー」も健康チェック!

エナジー全開で子どもだちに元気を届けてくださりいつもありがとうございます。

おなかの健康の紙芝居・腸トレ体操

「おなかのやくそく」という紙芝居をしました。

子どもたちも夢中になって5つのお約束をしっかり聞いてくれていました。

紙芝居のあとは元気いっぱいに腸トレ体操。

「健康の秘訣は腸」といわれるくらい、腸を動かして健康に保つことが大切です。

ヤクルト健康教室で地域の健康づくり

ヤクルトでは、健康で楽しい生活づくりのお手伝いの一環として、自治会や高齢者のサロン、学校や保育園などの教育機関、子ども会、大学、企業などで健康情報をお届けし、人とのつながりの場しても地域の皆さまにご好評を頂いております。


病気を未然に防ぐ!医学博士 代田稔の願い

今回の「まちの保健室」の目的でもある「病気の予防(予防医学)」は、実はヤクルトの創始者である医学博士 代田稔氏の原点であり86年続くヤクルトの企業理念でもあるんです。

「病気の予防」ということで、少しだけ紹介させてもらいます。

ヤクルトでは、創始者である代田の考えを「代田イズム」と呼びます。
代田イズムの3つの柱は

  • 予防医学:病気にかかってから治療をするのではなく、病気にかからないための「予防医学」が重要。
  • 健康腸寿:ヒトが栄養素摂る場所は「」。腸を丈夫にすることで健康で長生きすることにつながる。
  • 誰もが手に入れられる価格で:腸を守る「乳酸菌 シロタ株」を一人でも多くの人に、手軽に飲んでもらいたい。

という、願いが込められています。

引用元:ヤクルト本社 企業理念

健康教室のお問合せ

健康教室のテーマは「一般・シニア・企業向け(左)」と「教育関係向(右)」で、ご用意しております。

山口県東部ヤクルト販売株式会社
■住所:山口県岩国市室の木町1丁目1-31
■電話番号:0120-67-8960
■受付担当:赤木
※健康教室の開催可能地域は、弊社担当エリア内になっております。
広島市佐伯区、廿日市市、大竹全域、広島市西区の一部地域、山口県岩国市、和木町、柳井市、周防大島町、平生町、田布施町、上関町、光市、下松市、周南市の一部地域
詳しくはお問合せください。

まとめ

ずっとやりたいと思っていた地域活動が沢山の方に協力いただき、岩国で実現できて本当に嬉しかったです。

最も嬉しいことは、血圧が高かった方が「お姉さんに言われたからお酒を控えよう」など後回しにしていた健康に少しでも関心を持っていただいたことです。
まだまだ形になっていませんが、これからも楽しい!おいしい!を入り口に地域の方が健康でハッピーな地域づくりに今後も奮闘していきたいと思います。

長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました。

今年の私のブログ更新は最後になります。
みなさま、良いお年をお過ごしください。

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赤木 千香

赤木 千香

CS推進室山口県東部ヤクルト販売株式会社
資格:保健師、看護師、養護教諭
看護師として病院勤務後、2018年JICA海外協力隊に参加し、フィリピンの村の住民を対象に生活習慣病予防活動後、2020年に入社しました。衛生環境や社会福祉が十分に整っていないフィリピンでは病気によって家族の生活が共倒れする現場に心苦しく感じると同時に、病気の予防の大切さを日常的に住民に伝える身近な存在が地域に必要だと思うようになりました。
「楽しい!」を入口に地元岩国で病気になる前から健康の大切さや健康情報を健康教室やブログを通してお届けしていきたいと思います。
https://www.yamaguchikentobu-yakult.co.jp/

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