こんにちは!やまとーヤクルトの梅本です。
蒸し暑い日が続いていますね。梅雨時期は気温と湿度が高く、体調を崩される方も増えています。
この時期、特に気をつけたいのが熱中症。
今回は梅雨~夏にかけての「熱中症対策」についてお話ししたいと思います。
熱中症の原因
熱中症は、暑い場所で体が過剰に熱にさらされることが主な原因です。体内の熱バランスが乱れ、体温調節メカニズムが十分に機能しないことによって起こります。
通常、私たちは体温を一定の範囲に保つために、体内の熱を放散させるための自己調節機能を持っています。
ですが、高温環境では体が熱を放散しにくくなります。
熱中症は、以下のような要素が組み合わさることによっておこります。
高温・多湿の環境
気温が30度以上で湿度が70%以上、あるいはそれに近いような条件が揃った場所を高温・多湿の環境と言います。
湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体感温度が上昇するため、暑さをより強く感じることもあります。
長時間の激しい運動や労働
長時間の激しい運動や労働は、体内の熱産生を増加させます。
適切な水分補給や休息をとらなかった場合、体温が上昇して熱中症を引き起こす可能性があります。
水分不足
高温の環境下では、発汗によって体内の水分が失われます。水分は体温調節に重要な役割を果たしています。
暑い環境下での適切な水分摂取を怠ると、脱水症状が進み、熱中症のリスクが高まります。
健康状態や持病など
年齢、健康状態、適応能力など、個人の体質も熱中症の発症リスクに関与します。
特に高齢者や慢性疾患を持つ人、特に心血管系の疾患を抱える人は、より熱中症になりやすいです。
熱中症の症状について
熱中症の初期症状にはめまい、頭痛、吐き気、倦怠感、筋肉の痙攣などがあります。
重症化すると、意識障害やけいれん、循環不全、腎不全などの症状が現れることもあります。
熱中症は重篤な状態になる可能性もあるため、早期の対処と予防が重要です。
熱中症の予防と対策
水分補給
夏の暑い日には、こまめな水分補給が欠かせません。
適度な水分補給は体温を下げ、脱水症状を予防するために重要です。
常に水筒や飲み物を手元に置き、水分補給を意識しましょう。
特に屋外での活動や運動をする場合には、スポーツドリンクなどの補給液も検討しましょう。
熱中症の予防におすすめな飲み物は、経口補水液・冷たい味噌汁・麦茶・スポーツドリンクなど。
ただし、スポーツドリンクは糖分も多いので、飲み過ぎには注意!です。
適切な休息
高温環境下での活動は適度に制限し、休息を取る時間を確保しましょう。
適切な休息時間は、10分〜20分ぐらいです。水分と塩分の補給も忘れずに。
睡眠
睡眠時間が短い場合(4時間前後)や、普段よりも1.5時間程度の睡眠時間の短縮でも熱中症にかかりやすくなります。
夜更かしを避け、睡眠時の環境を整えてしっかり眠りましょう。
服装
暑い夏の日には、涼しい服装を選ぶことが大切です。
通気性のある素材や薄手の衣類を選ぶことで、体の蒸れを防ぎます。
明るい色の服装も太陽光を反射し、体温上昇を抑える助けとなります。
帽子や日傘などの日焼け対策も、忘れずに。
環境
エアコンや扇風機を使用して室温を調節することも有効です。
年齢があがるにつれ、暑さを感じにくくなるので室内に「温湿度計」を置いておくと、現在の気温や湿度がわかるのでおすすめですよ。
屋外にいる場合には、日陰やクーラーの効いた場所を探し、休憩を取ってくださいね。
食事
食事も熱中症対策に役立ちます。
冷たい料理やスムージーなどの涼しい食べ物を取り入れることで、体温を下げることができます。
水分やミネラルを補給するために、野菜や果物を積極的に摂ることもおすすめです。
- スイカ: スイカは水分が豊富で、さっぱりとした甘みがあります。水分補給に加えて、ビタミンCやリコピンも含まれているので、熱中症予防におすすめです。
- トマト: トマトにも水分が多く含まれており、リコピンやビタミンC、カリウムも豊富です。
- キュウリ: キュウリは水分が約96%含まれているので、水分補給に最適な食材です。
周りにも注意をはかる
熱中症のリスクが高い状況下では、周囲の人達の状態にも注意しましょう。
特に高齢者や幼児、慢性疾患を持つ人々の体調管理にも気をつけてくださいね。
まとめ
熱中症は、適切な対策を取ることで予防することができます。
楽しい夏を元気に過ごすために、参考にしてみてくださいね!(^^)