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ノロウイルス、怖くない!安心の予防と対策ガイド

 

こんにちは、やまとーヤクルトの梅本です。
あちこちでカラフルなイルミネーションがきらめき、クリスマス一色に染まっていますね。小さなお子さんが「サンタさんに〇〇をお願いする~」と嬉しそうに話している姿を見ると、微笑ましくなります。

さて。
風邪やインフルエンザが流行っていますが、これからの時期、気をつけたいものがもう一つあります。
それは、ノロウイルス感染症です。

ノロウイルス感染症の予防と対策についてまとめてみたので、みなさんの参考になれば幸いです。

ノロウイルスとは?

ノロウイルスは乳幼児~高齢者まで年齢を問わず、激しい嘔吐や下痢を引き起こす伝染性のウイルスです。
胃や腸壁の炎症を引き起こし、その症状は

・腹痛
・吐き気
・嘔吐
・下痢
・発熱
・体の痛み
・頭痛
などです。

症状は通常、ウイルスに曝露してから12〜48時間後に現れ、約2〜3日間続きます。

発生源と感染経路

ノロウイルスの潜伏期間

ノロウイルスの潜伏期間は、感染後に症状が現れるまでの時間を指します。この期間は通常、1〜2日間です。
ですが、最短では10数時間で症状が現れることもあります。

潜伏期間中には特有の症状はなく、突然「上腹部の痛み、吐き気、嘔吐、下痢」といったノロウイルス特有の症状が現れます。

感染経路

感染経路は主に経口感染で、次のような感染様式があります

・患者のノロウイルスが大量に含まれるふん便や吐ぶつから、人の手などを介して二次感染した場合

・家庭や共同生活施設など、人同士の接触する機会が多いところで人から人へ飛沫感染等直接感染する場合

・食品取扱者(食品の製造等に従事する者、飲食店における調理従事者、家庭で調理を行う者などが含まれます)が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べた場合

・汚染されていた二枚貝を生、あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合

・ノロウイルスに汚染された井戸水や、簡易水道を消毒不十分で摂取した場合

特に、食中毒では食品取扱者を介してウイルスに汚染された食品を原因とする事例が、近年増加傾向にあります。ノロウイルスは食品や水を介したウイルス性食中毒の原因になるばかりでなく、ウイルス性急性胃腸炎(感染症)の原因にもなります。

ノロウイルス感染予防 4つのポイント

・「持ち込まない」:調理場にウイルスを持ち込まないことが重要です。家庭で調理する場合は、丁寧な手洗いや日々の健康管理を心がけましょう。

・「つけない」:食品や食器、調理器具などにノロウイルスを付けないように、調理などの作業をする前などの「手洗い」をしっかりと行いましょう。

・「やっつける」:食品に付着したノロウイルスを死滅させるためには、中心温度85℃~90℃、90秒以上の加熱が必要です。調理器具は、洗剤などで十分に洗浄した後に、熱湯(85℃以上)で1分以上加熱するか、塩素消毒液に浸して消毒します。

・「拡げない」:ノロウイルスが身近で発生したときには、ノロウイルスの感染を広げないために食器や環境などの消毒を徹底すること、また、おう吐物などの処理の際に二次感染しないように対策をすることが重要です。

ノロウイルスに感染したときに気をつけたいポイント

・脱水症状の予防: 吐き気や下痢が続くと、体内の水分や電解質が失われ、脱水症状を引き起こす可能性があります。そのため、水分補給をこまめに行うことが重要です。

・十分な休息: 体力を回復させるために、十分な休息をとることが大切です。

・感染拡大の防止: ノロウイルスは非常に感染力が強く、他の人に感染させる可能性があります。感染したら他の人との接触を避け、個人の物品(タオル、食器など)は共有しないようにしましょう。

・環境の清潔さの維持: 感染者が使用した食器やトイレは、他の人が感染しないように適切に清掃し、消毒することが必要です。

・医療機関への相談: 症状が重い、または改善しない場合は、医療機関に相談しましょう

ノロウイルスは感染力が非常に強く、10~100個という少量で発症します。症状が消失した後も、約3~7日間は患者の便中にウイルスが排出されるため、二次感染にも注意が必要です。

ノロウイルスによる吐しゃ物の処理方法

① 準備:マスク、使い捨てのビニール手袋、使い捨て可能なエプロンやガウンを着用します。
② 換気:吐しゃ物処理時、大きく窓を開けるなどして室内に新鮮な空気を入れて換気を行います。
③ 吐しゃ物の拭き取り:布やタオル、ペーパータオルなどを用いて、吐しゃ物を外側から中心に向かって包み込むように静かに拭き取ります。
④ 消毒液の使用:家庭用塩素系漂白剤を水で薄めた消毒液を使用します。この消毒液を吐しゃ物にかけ、その後、清潔なペーパータオルで拭き取ります。
⑤ 廃棄物の処理:使用したペーパータオルや吐しゃ物などはビニール袋に入れ、口をしっかりと閉じて廃棄します。
⑥ 手洗い:作業が終わったら、手袋を外してから、すぐに手を洗います。

吐しゃ物処理後は、調理や配膳、食事介助などに従事しないことが推奨されています 。

まとめ

ノロウイルスは厄介なウイルスで、季節を問わず感染します。感染したら水分補給と休息を。
感染拡大を防ぐためには、物品の共有を避け、環境を清潔に保つことが重要です。

症状が重い場合や改善しない場合は、医療機関に相談してくださいね。
しっかり予防と対策をして、この冬を乗り越えましょう!