公開日: 2022年4月24日

管理栄養士が解説!春に食中毒?お弁当作りで気を付けること

東元 教江東元 教江
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こんにちは! やまとーヤクルトの管理栄養士 東元です。

4月ですが、季節外れの暑さが続いています。
この春の急な暑さで気を付けないといけないのが食中毒です。
春の進学でお弁当作りが始まったり、暖かくなったので外でお弁当を食べたりする人も多いのではないのでしょうか。
そこで、せっかく作ったお弁当で食中毒にならないためにも、お弁当作りで気を付けることをまとめてみたいと思います。

食中毒の大原則「つけない」「ふやさない」「やっつける」

作る前~つけない~

手をきれいに洗いましょう!

  • 調理の前、調理中に生の肉・魚介類・卵をさわった時、トイレに行った後は必ず手をきれいに洗いましょう。
  • 手や指に傷がある時は、調理用の手袋をしましょう。
    →手や指には食中毒菌の1つである黄色ブドウ球菌がついています。
    傷があるところにはこの菌が多くついているので、そのまま調理すると食材を汚染する恐れがあります。

お弁当箱

  • 清潔なものを使いましょう!
  • 洗う時は、ふたのパッキンは外します
    外したふたの細かい部分は、泡スプレータイプの洗剤やブラシ等を使って、すみずみまで洗いましょう。
  • 洗ったものは、十分に乾かします
    洗った直後に詰める必要がある時は、清潔な布巾で水分をしっかり拭き取りましょう。

食材

  • 野菜や果物、魚介類は流水でよく洗いましょう。
  • 肉は食中毒菌が飛び散るので、洗いません

盛り付けるカップ

  • シリコン製のカップは、お弁当箱と同様にきれいに洗いましょう。
  • 梅雨時期や夏場は、使い捨てカップを利用する方が安全です。

作る時~やっつける~

しっかり加熱しましょう!

  • おかずは、しっかり中心部まで加熱することが大切です。
    清潔な調理用温度計で食材の中心温度を確認できるとより安心です。
  • 卵焼きやゆで卵などの卵料理は、半熟ではなく、完全に固まるまでしっかり加熱するようにしましょう。
  • 火を通さなくても食べられるハムやかまぼこなどでも、できるだけ加熱調理をするようにしましょう。

※食中毒の原因微生物はいろいろあり、それぞれの菌が死滅する温度と時間が違いますが、一番条件の厳しいノロウイルス85~90℃で90秒以上加熱なので、これを基準に加熱すると安心です。

詰めるとき・保存するとき~ふやさない~

水分は大敵

  • 水分が多いと細菌が増えやすくなるので、おかずの汁気はよく切りましょう。
  • 食品からの水漏れを防いだり、他の食品に細菌が移るのを防ぐために、仕切りや盛り付けカップを利用しましょう。
  • 生野菜や果物はよく洗い、水気を切ってから詰めましょう。
    別の容器に入れるとより安全です。
  • 揚げ物や焼き物など、お弁当には水分がもともと少ないものを利用するとより安心です。

冷やしてから詰めましょう

  • ごはんやおかずが温かいうちに盛り付けてしまうと、蒸気がこもって水分となり、傷みの原因になります。

作り置きのおかず

  • 当日調理が望ましいですが、前日に調理したものや、昨晩の残り物を詰める時は、お弁当箱に詰める直前に、必ず十分に再加熱しましょう。

自然解凍冷凍食品については、夏場のお弁当を想定し、35℃9時間の保存に耐えられるお弁当用の規格基準を満たしています。「自然解凍OK」と表示されているものは、加熱せずにそのままお弁当箱に詰めても大丈夫す。
それ以外の冷凍食品は、必ずパッケージに記載されている方法で加熱して、粗熱をとってからお弁当箱に詰めてください。

保存も気を付けましょう

  • 暖かいところに置いておくと、細菌が増えてしまうので、冷蔵庫やなるべく涼しいところに保管して、早めに食べましょう。
  • 長時間持ち歩くときは保冷剤保冷バックを利用しましょう。

お弁当の食中毒予防「〇×クイズ」

次の食中毒予防対策は適切でしょうか?考えてみましょう!

  1. おにぎりをラップを使ってにぎった。
    【答】〇
    私達の手には、普段から最近やウイルスがたくさんついており、この中には、食中毒の原因になる菌もあります。
    お弁当のおにぎりをにぎるときは、手の食中毒菌をつめないため、ラップ使い捨て手袋を使うようにしましょう。
  2. ミニトマトは色がきれいなので、ヘタをつけたままでお弁当箱に詰めた。
    【答】×
    ミニトマトのヘタの周りのように、細かいくぼみのある部分には、水で洗っても細菌が残ってしまうことがあります。
    洗う前にヘタを取り、水分をペーパータオルなどで拭き取ってから詰めましょう。
  3. ソースやケチャップなどの調味料は別に持っていき、食べる直前にかけるようにした。
    【答】〇
    調味料には水分が多く含まれています。
    最初からおかずにかけておくのではなく、別の容器に入れて持ち運び、食べる直前にかけるようにしましょう。
  4. 寿司飯には酢が入っていて腐りにくいので、お弁当には向いている。
    【答】〇
    ごはんを酢飯にしたり、酢を混ぜて炊くと、食中毒菌が増えるのを抑えることができます。
    巻きずしやいなり寿司を作る時は、おにぎりと同じように手袋などを使い、手の食中毒菌がつかないようにしましょう。
  5. 「キャラ弁」を作る時、ピンセットやお箸を使ってごはんにチーズやのりをのせた。
    【答】〇
    キャラ弁作りでは、細かい作業を行うため、食材に触れる機会が増えます。
    手についている細菌やウイルスをごはんや食材に移さないよう、チーズやのりなどをのせる時は、清潔なお箸ピンセットを使うようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?
お弁当を作りながら、時々「あれ?これはいいんだっけ?」と私も心配になることがありました。
一度、きちんと知っておくと、これからお弁当を作る時も安心ですよね。
これから、外でお弁当を食べるにもいい季節なので、楽しく美味しく安全にお弁当を食べるためにも、気を付けていきましょう。

ヤクルト健康教室でも食中毒予防講座を実施

やまとーヤクルトでは食中毒予防など、様々なテーマで、健康教室を行っています!

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夏場に多い食中毒ですが、意外と冬の食中毒も多いのをご存知ですか?
食中毒はちょっとした心がけで防ぐことができます。
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※新型コロナウィルス感染拡大予防対策としてマスクの着用、手指消毒、会場の換気をお願いしております。

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東元 教江
資格:管理栄養士、NARDアロマアドバイザー、JAMHAメディカルハーブコーディネーター
兵庫県で生まれ、千葉・京都・岡山を経て、広島県に落ち着きました。夫・娘・愛犬の3人1匹暮らしです。
2020年1月にヤクルトに入社し、主に廿日市・五日市エリアの健康教室を担当しています。
趣味は、パン・お菓子作りとカラオケです。大人になった今でも好奇心旺盛で、いろいろ新しいことにチャレンジしたいと思っています。
皆さんに、楽しく、ちょっとプラスになるような情報をお届けできるよう、頑張ります!
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