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お野菜のおいしさを感じられる調理法「重ね煮」

こんにちは、やまとーヤクルト岩国エリアの下川です。

先日、友達に誘われて初めて料理教室なるものに行ってきました。

そこで習った調理方法がとっても簡単で、調味料なしでも野菜そのもののおいしさが感じられたので、今回ご紹介したいと思います。

素材の味を活かす重ね煮料理

その調理方法はずばり「重ね煮」です。
聞いたことがある方もいるかもしれませんね。

重ね煮とは、東洋の自然観でもある「陰陽」の考え方から確立された料理のことです。
その名の通り、お鍋に食材を重ねて煮るシンプルな調理法ですが、食材を重ねていく順番がポイントです。

東洋の考え方では、すべての食材に対して「陰」と「陽」が決められています。

重ね煮では上に伸びていく力を持つ

  • 「陰性」の食材を下
  • 下に伸びていく「陽性」の食材が上

にくるように重ねていきます。

 

食材の「陰」と「陽」とは

では、「陰性の食材」「陽性の食材」には、それぞれどんなものがあるのでしょうか。

陰性の食品

陰性の食材には次のような特徴があります。

  • 身体を冷やすもの
  • 水気が多いもの
  • 暑い地域でとれるもの
  • やわらかくて大きいもの
  • 上へ伸びていく力を持つもの

キノコ類や夏野菜、葉物野菜が該当します。

陽性の食材

陽性の食材には次のような特徴があります。

  • 身体を温めるもの
  • 水気が少ないもの
  • 寒い地域でとれるもの
  • かたくて小さいもの
  • 下へ伸びていく力を持つもの

根菜類 や いも類 が該当します。

 

重ね煮の順番

重ね煮は陰性の食材を下に、陽性の食材を上に重ねて調理します。
ポイントとなる重ねる順番は次の通りです。

(上)

  • 肉・魚介類
  • 根菜類
  • いも類
  • 葉物類
  • 果菜類
  • 海藻類
  • キノコ類

(下)

一番下には塩を少々入れます。
あとは全体の半分くらいの昆布だしを入れて火にかけ、沸騰したら火を弱めて30~1時間煮込むだけでおいしいスープが出来上がります。

具材はその時旬のものを入れるといいですよ!

シンプルお味噌汁レシピ

先日の料理教室で、重ね煮で作るお味噌汁のレシピを教えてもらいました。

(上)

  • お味噌(大さじ2を均等に広げる)
  • 人参(千切り70g)
  • 玉ねぎ(回し切り200g)
  • 椎茸(薄切り100g)

(下)

上記のように材料を重ねて、昆布のだし汁を具材の半分まで入れて蓋をして中火にかけます。
ぐつぐつしてきたら弱火にして、いい香りがしてきたらだし汁を追加して味を調えれば完成です。

 

まとめ

重ねる順番さえ覚えれば簡単にスープやお味噌汁、カレーやシチューにも応用できる重ね煮。

じっくりコトコト煮込んで、旬の食材の素材そのものの味を堪能してみませんか?